(2015/3/30-19:33)
日本実業団陸上競技連合は30日、男女マラソンの日本記録を更新した選手に1億円、その指導者やチームに5000万円を授与する新たな報奨金制度を発表した。
2020年東京五輪のマラソンで日本人のメダリストを誕生させるのが目的で、実業団以外も対象とする。また、指定する国内7大会で男子2時間6分台、女子2時間21分台の記録を出した実業団選手には1000万円が贈られる。実業団陸連が1億5000万円を拠出して基金を設置し、企業から協賛も募って財源とする。
日本記録は、男子が02年に高岡寿成がマークした2時間6分16秒、女子は野口みずきが05年につくった2時間19分12秒。
実業団陸連の西川晃一郎会長は「マラソンは実業団への期待が大きい。日本記録を突破する選手を早期に出せれば、(五輪で)日の丸を掲げるチャンスはある」と期待を込めた。
[時事通信社]