(2015/6/9-21:37)
【ロンドンAFP=時事】指導する選手に禁止薬物を摂取させたと報じられた米国の陸上長距離コーチ、アルベルト・サラザール氏は9日、英紙ガーディアン(電子版)に声明を発表し、疑惑を全面否定した。「報道は不正確で、事実に反する。選手が競技に集中できるよう、早急に証拠を集めたい」としている。
サラザール氏は2012年ロンドン五輪男子1万メートル、5000メートル2冠のモハメド・ファラ(英国)や、同五輪男子1万メートル銀メダルのゲーレン・ラップ(米国)を指導。英BBC放送が3日に放映した番組で、ラップが16歳だった02年に筋肉増強剤のテストステロンを使わせたと報じられた。
[時事通信社]