(2015/4/5-18:06)
陸上男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が5日、埼玉県川越市の東洋大グラウンドでの練習を報道陣に公開し、男子100メートルで日本人初の9秒台について、「自分の走りをすれば、出ると思っている」と自信を見せた。
雨のため、芝生でのダッシュやウエートトレーニングを披露した。3月28日のテキサス・リレーで追い風参考記録ながら9秒87をマークし、「9秒台に耐えられる体ができてきた」とパワーアップへの手応えを示し、「(記録を)期待されて出さないと、トップアスリートという感じがしない」と力強く話した。
苦手だったスタートを改善したほか、ストライドを伸ばす練習もこなしている。東洋大の土江寛裕コーチは「冬に取り組んできたことが、成果として表れてきているのかな」と期待を込めた。
桐生は国内今季初戦の織田幹雄記念国際(18、19日、広島)に向け、「しっかり走ればタイムもついてくる。普通に走る」と語った。
[時事通信社]