(2015/4/16-18:26)
陸上の世界選手権(8月、北京)男子マラソン代表の今井正人(トヨタ自動車九州)が16日、コース視察のため訪れていた北京から帰国した。成田空港で取材に応じた今井は「スタートから何キロかは足場が悪い。負けないような足をつくりたい」と述べた。
今井は同じ代表の藤原正和(ホンダ)、前田和浩(九電工)とともに13日に北京入りし、本番コースの一部を試走した。コース自体は平たんな印象だが、「見ると聞くとでは違う」(今井)。現地で問題となっている大気汚染に加えて「黄砂の影響もある」と話し、対策の必要を指摘した。
1992年バルセロナ五輪のマラソン銀メダリストで、今井を指導するトヨタ自動車九州の森下広一監督も同行。路面の硬さを警戒し、「北海道のような硬いところで足をつくっていきたい」と練習計画を明かした。
[時事通信社]