(2015/4/17-18:59)
陸上の織田幹雄記念国際を翌日に控え、男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が17日、会場のエディオンスタジアム広島で記者会見し、「100メートル、200メートルとも自己ベストを狙いたい」と快走を誓った。
桐生は3月28日に米国でのテキサス・リレーの100メートルで、追い風参考ながら9秒87をマーク。その後は疲労を抜きながら調整。日本人初の公認9秒台への期待が高まる中、「記録を狙って出すために、気持ちが舞い上がらずにいつも通りいけたらいい」と話した。東洋大の土江寛裕コーチは「200メートルもしっかり走れるように練習してきている」と語り、万全の状態であることをうかがわせた。
桐生にとっては、2年前に日本歴代2位の10秒01を出した相性のいい大会。ライバルの山県亮太(セイコー)は欠場するが、好調の高瀬慧(富士通)ら有力選手がそろい、「メンバーがメンバーなので、テンションが上がる」と桐生。注目を浴びることを楽しんでいる様子で、「会場が盛り上がるような走りをしたい」と意気込みを見せた。
[時事通信社]