(2015/4/21-9:05)
女子は最後の直線まで2人が競り合う激戦。ゴール手前で一気に加速したロティチが、2位のM・ディババ(エチオピア)に4秒差をつけて世界の主要大会を初制覇した。「ゴールが見えてから力を振り絞れた。まだ行ける、まだ行けると自分に言い聞かせた」。力強いフィニッシュだった。
日本の仙台育英高(宮城)に留学経験を持ち、現在は米ニューメキシコ州のサンタフェでトレーニングを積む30歳。昨年、東京マラソンと横浜国際女子マラソンで4位につけるなど力をつけてきた。気温6度の寒空の下で起伏の激しいコースを駆け抜け、「寒いサンタフェでのトレーニングが生きた」と達成感に浸った。(ボストン時事)
[時事通信社]