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成長続けるヘンプヒル=シニアで快勝、歴代3位―日本選抜和歌山陸上

(2015/4/26-20:48)

 目覚ましい成長を続ける18歳、ヘンプヒルがシニアの女子七種競技を堂々と制した。高校3年生だった昨夏に出したジュニア日本記録(5519点)を大幅に上回る5678点で、一気に日本歴代3位へ。「びっくりです。何かあったんですかね」。笑顔がはじけた。

 迎えた最終種目の800メートルで真骨頂を発揮した。「あまり自分にプレッシャーをかけないようにした。(2分)18(秒)くらいで走れたらいいな、と」。序盤からリズム良く上位につけ、この種目で自己ベストの2分13秒54。「疲労感もなく、スピードに乗れた」。日本選手権で2連覇中の桐山智衣(モンテローザ)、日本記録保持者の中田有紀(日本保育サービス)らを向こうに回して力走した。

 今春、京都文教高を卒業して中大に進学。米国出身の父、日本人の母ら家族の元を離れ、東京で寮生活を始めた。4人一部屋で3人は先輩だという。「先輩は長距離(の選手)だから朝練習で起きるけど、私はぐっすり寝ています」と笑う。「これからも自分の記録に挑戦していく」。破竹の勢いが続く。

[時事通信社]


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