(2015/4/26-21:04)
男子十種競技は進境著しい中村が逃げ切った。最終種目の1500メートルで快走。昨年5月に自身初めて8000点台(8035点)を出したが、再び大台に乗せ、記録を更新した。しかも、その背中を追ってきた日本記録保持者の右代を破って優勝。「大先輩に勝ててうれしい」と喜んだ。
冬のトレーニングでスプリントの走力を強化したことが奏功している。ただ、後半の円盤投げ、やり投げで振るわず、2日目だけの得点では右代に及ばなかった。それでも「磨いた走力を(跳躍や投てきにも)生かせると思う」とプラス思考。「10種目全体として、まとめられる底力はついた」と自信を深めていた。
[時事通信社]