(2015/4/26-23:46)
地元で引退レースに臨んだ41歳のラドクリフは2時間36分55秒で完走した。12年前、今も女子世界記録として残る2時間15分25秒の驚異的なタイムをマークした思い出のコース。沿道の観客から送られた声援に、手を振りながら走り切った。ゴール後は地元メディアに「タイムは気にしなかった。ただ多くの人々に感謝したかった」と感慨深げに語った。
世界記録樹立後は2005年の世界選手権で金メダルを獲得。その後は故障が続き、ロンドン五輪を欠場するなど五輪のメダルにはついに縁がなかったが、ラストランを終えた表情には満足感が浮かんだ。記者会見では「感情が高ぶったレースだった。今後も走り続けたい。走ることは楽しいから」と話した。(ロンドン時事)
[時事通信社]