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高瀬、復調に道半ば=足の不安拭えず―静岡国際陸上

(2015/5/3-18:39)

 レース内容に手応えはあったが、タイムは20秒67と平凡だった高瀬。男子200メートルを走り終え、「この感覚で、このタイムだと疑問を持ってしまう」と話す表情はさえなかった。

 4月の織田記念のレース中に左足がけいれんするアクシデント。世界リレー代表を辞退して調整したが、不安を完全に払拭(ふっしょく)できなかった。スタート直後は抑えめ。100メートルに差し掛かる辺りでスピードに乗り、一気に抜け出すところまでは良かったが、直線で伸びを欠いた。「コーナーの『抜け』はしっかりできたが、タイムが伴っていない」。20秒34の自己記録更新どころか、20秒50の世界選手権参加標準記録にも及ばなかった。

 3月のテキサス・リレーでは追い風参考ながら20秒09を記録。今季の滑り出しは上々だっただけに、復調が待たれる。高瀬は「練習ではタイムが出ている。どこを改善したらいいか見えていない」ともどかしそうに話した。

[時事通信社]


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