(2015/5/10-19:18)
高瀬が男子100メートルで自己記録を0秒04更新する10秒09をマーク。海外の強豪と競り合って2位に入り、世界選手権の参加標準記録(10秒16)もクリアした。「最近のレースでは思うように気持ちが乗らなかったが、絶対切る気持ちだった」と振り返った。
4月の織田記念で左足けいれんのアクシデントがあり、回復までに時間がかかったものの、オフの充実した練習で春先から手応えを感じていた。この日は45メートル付近まで上体を起こさず、その後のスピードにつなげる狙い通りの走り。「このくらいの記録は予想できていた。驚きはない」と話す。
6月の日本選手権では100メートルと200メートルの2冠を目指す。「自分が短距離界を引っ張っていけたらと思う」との言葉に自信がにじんだ。
[時事通信社]