(2015/5/15-18:08)
男子100メートルで日本人初の9秒台が期待された桐生祥秀(東洋大)は15日、関東学生対校陸上の準決勝で左太もも裏を痛めたため、決勝を棄権した。
東洋大の土江寛裕コーチによると、決勝の約4時間前に行われた準決勝を10秒37で走った際、左足太もも裏につったような感覚があり、大事を取った。
土江コーチは「(今年の目標の)メーンは世界選手権。小さなリスクも取るべきではないと判断した」と説明。桐生の次のレースは、6月13日にニューヨークで開催されるダイヤモンドリーグとなる予定。
桐生は2013年に日本歴代2位の10秒01をマーク。今年3月の米国での大会で、追い風参考ながら9秒87の好記録を出し、公認での9秒台への期待を集めていた。
[時事通信社]